新品 紋紗 秦流舎 落款 鈴乃屋扱い 夏着物“夏のお召に洒落味を効かせ自分を演じて自分らしく”正絹 仕付け糸付 お召5894

京都・西陣の着物創作工房“秦流舎”のひと品、鈴乃屋扱いの涼感豊かな夏着物…落款入り紋紗の西陣お召でございます。

秦流舎は、“着物を通して和の文化や歴史を伝えていくこと”をコンセプトに、京都・西陣で西陣御召の機屋を営む着物創作工房。伝統の職人技を守りつつ、常に新しい発想で生み出される作品の数々は多くの支持を集めています。

紗は二本の経糸で緯糸一本ずつをからめて織り上げたシンプルなもじり織で絽以上に透け感があり、カジュアルからセミフォーマルまで幅広く着られる夏生地のひとつ、織り柄のある紋紗、紬糸を使った紬紗などがあります。

落ち着いた紫鳶色の地に広がるこの上ない大人びた表情、紗の透明感に整然と浮かび上がる創作菱のモダンデザイン、それは巧みな意匠が醸し出す洗練の風そのもの…手くくり手摺り込みによる絣糸を一本一本合わせながら織り上げるお召の味わい、独特のしっとりとした風合いが着物の味わいを一段と馴染みやすい趣に変えています。

新品未使用・撮影の為だけに着付けた一枚、仕付け糸付“手縫い仕立て”のお品でございます。

こちらのお着物は、グレイッシュトーンの彩色で従来ある菱柄のパターンを新たな視点で和モダンにアレンジしています。しっかりと主張するデザイン性…“洒落味を楽しむ大人の奥行”として貴女のお気に入りになること間違いなし。

西陣お召は、御召緯（おめしぬき）という強撚糸を使用していることが特徴、静電気が起きにくいので裾さばきが良く、体に添う着心地の良さが人気です。また、お召は通常の縮緬よりもコシが強く、また紬よりはしっとりと馴染む独特の風合いが特徴で、着崩れしにくいため洒落着に向くとされています。

菱は、形状が似ている植物のヒシの実や葉が由来とされています。その菱形を土器や着物に入れるために文様化されたのが菱文様。ヒシは繁殖力が強いことから菱文様は子孫繁栄や無病息災の意味があり、礼装の着物や帯に見られるほか、木工品や漆器などに幅広く用いられています。

“夏のお召に洒落味を効かせ自分を演じて自分らしく”、定番柄に潜むハイセンスな個性美、装いの満足度を叶えて…お洒落を楽しむ貴女にお奨めです。

採寸表
身丈 ： 165cm（肩から）
裄 ： 66cm
肩巾 ： 32cm
袖巾 ： 34cm
袖丈 ： 49cm
前巾 ： 22.5cm
後巾 ： 28cm
素材 ： 正絹(単衣)
折代 ： 身丈(内揚げ 前10cm・後12cm) 裄(身頃側：1cm・袖側：1cm) 袖丈(6cm)