美品 紗 ㈱一蔵謹製 麻の葉 銀通し 夏着物“お洒落小紋にその身を包み夏を開いて涼を愉しむ”正絹 仕付け糸付 小紋 5671

“お洒落小紋にその身を包み夏を開いて涼を愉しむ”、㈱一蔵謹製の涼感豊かな夏着物…銀通しに麻の葉を重ねた紗の小紋でございます。

紗は二本の経糸で緯糸一本ずつをからめて織り上げたシンプルなもじり織で絽以上に透け感があり、カジュアルからセミフォーマルまで幅広く着られる夏生地のひとつ、織り柄のある紋紗、紬糸を使った紬紗などがあります。

生成り色と藤鼠色の彩色に描き込まれた麻の葉繋ぎのデザインモチーフ、銀通しの重厚感に紗の透明感が創り出す涼を趣く洗練の風、和に触れる小紋の日常をテーマにしたひと品、様々な帯や小物合わせで自分流のコーディネートを存分にお楽しみください。

左袖口に目立たぬ薄汚れがあるのみの大変状態が良い美品の一枚、仕付け糸付“手縫い仕立て”のお品でございます。

こちらのお着物は、ライトグレイッシュトーンの彩色で夏モダンを意識した麻の葉模様を新たな視点で再デザイン化しています。モダン創作ながら控えめな主張で、嫌みのない“さりげないセンス”がとても新鮮に映るお召し物です。

銀通しは、織物全体に亘り緯糸に銀糸を織り込んだもので、生地も少し厚めで重たく、重厚感にあふれた奥行きが魅力の生地です。

日本の伝統的な文様である麻の葉模様は、正六角形を基本とする幾何学模様のひとつ。植物の麻の葉に似ていることが名前の由来です。植物の麻の葉は成長が早く真っ直ぐに育つため、麻の葉模様で子供の健やかな成長に願いを込めたり、また古くから神聖なものとして神事に用いられていたため、魔除けとして麻の葉模様の産着を赤ちゃんに着せる風習もあったようです。

全体的には小粋なセンスを感じさせてくれるモダンエレガントなひと品、幅広いコーディネートをお楽しみいただける装いやすさも魅力です。

採寸表

身丈 ： 164cm（肩から）
裄 ： 66.5cm
肩巾 ： 32cm
袖巾 ： 34.5cm
袖丈 ： 49cm
前巾 ： 24.5cm
後巾 ： 29.5cm
素材 ： 正絹(単衣)
折代 ： 身丈(内揚げ 前9.5cm・後13cm) 裄(身頃側：1cm・袖側：1cm) 袖丈(5cm)